タイ人との結婚をお考えの方へ|タイ・日本どちらで婚姻手続きするべき?必要書類と流れをわかりやすく解説

タイ人との結婚を考えている方にとって、「タイで結婚するか?日本で結婚するか?」は最初の大きな判断ポイントです。どちらで手続きを行うかによって、必要な書類、手続きの流れ、かかる期間や費用も大きく異なります。また、結婚後に日本で一緒に暮らす場合は、「配偶者ビザ」の取得も必要になります。

この記事では、タイと日本の婚姻手続きの違いを比較しながら、それぞれの必要書類と流れをわかりやすく解説します。さらに、結婚後に必要な配偶者ビザ申請の基礎知識も紹介。どちらで手続きを進めるべきかお悩みの方にとって、判断材料になるよう丁寧にまとめました。

タイと日本、どちらで先に婚姻手続きすべき?

タイで先に結婚するのが適しているケース

タイでの婚姻手続きが一般的に選ばれるのは、相手(タイ人)がまだ日本に在留資格を持っていない場合です。
結婚後に「配偶者ビザ」を申請し、日本に呼び寄せるという流れになります。

また、結婚の意思を両国でしっかり証明できる点でも、タイ現地での婚姻証明書は信頼性の高い資料として活用できます。

主な特徴:

  • 現地で婚姻証明書を取得できる
  • 結婚後の日本側の手続きは「報告的届出」
  • 渡航と滞在日数が必要(通常10日以上)

日本で先に結婚するのが適しているケース

一方、タイ人パートナーがすでに日本に中長期滞在している場合は、日本で先に婚姻手続きを行うことが可能です。

市役所で婚姻届を提出するだけで済む場合もあり、手続きが比較的簡潔です。

主な特徴:

  • 日本国内で完結するため、渡航の必要がない
  • タイ人が婚姻要件具備証明書を用意する必要あり
  • 市区町村により提出書類の違いがあるため注意

タイで先に結婚する場合の手続きと必要書類

日本人が準備する書類と流れ

タイで婚姻手続きをするためには、日本人側が以下の書類を日本国内で準備し、タイに持参します。

【渡航前に日本で準備するもの】

  • 戸籍謄本(離婚歴がある場合はその記載が必要)
  • 住民票
  • 在職証明書
  • 所得証明書(市役所発行)
  • パスポート(原本)

タイ到着後、これらの書類を持参して在タイ日本大使館へ赴き、以下の書類を申請します。

【大使館で取得する書類】

  • 結婚資格宣言書
  • 独身証明書

※これらは日本語で作成されますが、タイ語への翻訳+タイ外務省での認証が必要です。

タイ人が準備する書類と流れ

タイ人側は、以下の書類を用意しておきましょう。自治体によってローカルルールがあるため、事前確認が必須です。

【タイ人が用意する主な書類】

  • 身分証明書(原本・コピー)
  • 住民登録票(原本・コピー)
  • パスポート(原本・コピー)
  • 離婚登録証(離婚歴がある場合)
  • 氏名変更証(改名がある場合)
  • 子どもの出生登録証(子どもがいる場合)
  • 婚姻届

これらの書類を用いて、タイの区役所(郡役場)で婚姻手続きを行います。受理されると、「結婚証明書(Marriage Certificate)」が交付されます。

日本への報告的届出と注意点

タイで結婚しただけでは、日本の法律上では婚姻が成立したことにはなりません。
**「報告的届出」**を行い、日本でも婚姻を登録する必要があります。

【日本側で必要な書類】

  • タイの結婚証明書(タイ外務省で認証済)+日本語訳
  • タイの住民登録証(認証済)+日本語訳
  • 婚姻届(証人署名あり)

提出先は、日本の市区町村役場 または 在日タイ大使館のいずれかです。

日本で先に結婚する場合の手続きと必要書類

日本人・タイ人それぞれの準備書類

【日本人側】

  • 婚姻届(証人2名の署名が必要)
  • 戸籍謄本(本籍地以外で提出する場合)

【タイ人側】

  • 出生証明書
  • 婚姻要件具備証明書(在日タイ大使館で取得)
  • 上記の日本語訳(翻訳者署名を添付)

※タイ大使館で婚姻要件具備証明書を取得するには、中長期の在留資格を持っていることが求められます。
取得が難しい場合は以下の代替書類が必要です。

【代替書類】

  • 独身証明書
  • 居住登録証
    → タイ外務省での認証+日本語訳または英文翻訳を添付

婚姻届提出の流れと市役所での注意点

上記書類をそろえたうえで、管轄の市区町村役所へ婚姻届を提出します。
提出先の役所によって書類のチェック項目が異なるため、事前に確認することを強くおすすめします。

結婚後に必要な手続き|配偶者ビザ申請の基礎知識

配偶者ビザの申請タイミングと主な要件

婚姻手続きが完了したら、次は**配偶者ビザ(在留資格「日本人の配偶者等」)**の申請です。
タイ人パートナーを日本に呼び寄せたい場合、早めの準備が大切です。

【配偶者ビザ申請に必要なポイント】

  • 婚姻の実態があること(写真、メッセージ履歴など)
  • 経済的基盤が安定していること(日本人の収入証明)
  • 住居が確保されていること

スムーズな申請のために必要な準備とは?

【主な提出書類】

  • 婚姻届受理証明書(または結婚証明書)
  • 住民票、所得証明書、納税証明書
  • 結婚に至る経緯をまとめた書面(質問書)
  • 写真・LINE履歴・通話記録などの証拠資料

不備があると審査に時間がかかる、または不許可になるケースもあるため、万全の準備が求められます。

迷ったとき・不安なときは専門家に相談を

よくある失敗例と対策

  • 書類の翻訳ミスや認証漏れ
  • 大使館や役所での対応の違いに混乱
  • 提出期限を過ぎてしまう
  • 記載内容に不整合があり、ビザが不許可に

こうしたトラブルを避けるには、正確な情報と経験に基づく対応が必要です。

行政書士に依頼するメリット

  • 必要書類のチェックと代行取得
  • 翻訳文や質問書の作成サポート
  • 不許可リスクを最小限に抑える書類構成
  • 面倒なやりとりを任せて時間とストレスを削減

おわりに

タイ人との結婚手続きは、選ぶ方法によって準備すべき内容や難易度が大きく異なります。
「自分たちにとってベストな方法はどれか?」をしっかり検討し、確実に進めていきましょう。
迷ったときは、行政書士など専門家の力を借りることで、安心して大切な人生のステップを踏み出すことができます。

記事の監修者

Eight Links 行政書士事務所 所長
蜂須賀 昭仁

2016年9月〜
VISA専門行政書士事務所
「Eight Links 行政書士事務所」を開業
専門分野 外国人在留資格申請、帰化許可申請
外国人の在留資格申請を専門分野とし
年間500件以上の相談に対応

講師実績
広島県行政書士会国際業務協議会 担当講師
中華人民共和国遼寧省鉄嶺市(外国人会社設立・経営管理)についての講師

詳しいプロフィールを見る

運営HP
広島外国人ビザ相談センター
https://hiroshima-visa.link/
広島国際結婚&配偶者ビザ申請代行センター
https://eightlinks.link/marriage/
広島永住ビザ申請代行センター

https://hiroshima-visa.link/permanent/
広島外国人雇用&就労ビザ申請代行センター

https://eightlinks.link/work/
広島外国人会社設立&経営管理ビザ申請代行センター

https://hiroshima-visa.link/businessmanagement/
広島帰化申請代行センター

https://hiroshima-visa.link/naturalization/

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蜂須賀 昭仁

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